閑話休題「不都合な真実」
映画「不都合な真実」を観た。レストアとは離れてしまうけど、ちょっとだけ付き合ってほしい。
ご存知の通り、元アメリカ副大統領のアル・ゴア氏が世界各国をまわり地球温暖化の脅威と対策を講演した内容を元に作られた映画だ。
世界中の雪山から急速に雪がなくなっている事実
ホッキョクグマが、100キロも泳いで自分の巨体を乗せられる氷が見つからず死んでいく仮想映像
海面が上がり、世界の多くの都市が海の下に沈む話
異常気象による種の絶滅、感染症の流行や新たな病気の発生
これらに具体的な数値を交えて紹介するスライド講演。ゴア氏が世界で講演した回数は1,000回を超えるという。並大抵のことではない事が伝わってくる。
私は政治にはまったく疎いけれど「もし、先のアメリカ大統領選で僅差でブッシュに負けたアル・ゴアが大統領になっていたら...」と思わずにいられない。
戦争を仕掛けることはなかったかもしれない。もしかしたら9.11だって...。
アメリカの政治家達は選挙の票集めばかりに関心が高く、この不都合な真実を認めようとしない。多数の票を左右する自動車業界ほかからの猛反発が必至だからだ。
世界のCO2排出量はアメリカ57.4億トン、中国41.3億トン、日本12.3億トン、インド10.9億トン。
中国、インドも車需要が急速に伸びているし、経済成長も著しいから今後の排出量は増えるはずだ。
今、何の手立てもしないままだと、今の子供達が大人になったとき「先人達は何と馬鹿げたことをしてきたのか」と思うことだろう。
アフリカの先住民には「私達は子孫からこの土地を借りているのだから大事に使って子孫に返さなくてはならない」との考え方があるそうだ。まさにその通りだと思う。
今、地球がピンチに陥っていることは明白な事実だ。
映画の最後は「省エネ家電を使おう」「公共の交通機関を使おう」「車の燃費を伸ばす運転をしよう」「再生可能エネルギーを使おう」「木を植えよう」など
環境にやさしい生活の積み重ねでCO2の排出量を70年代のレベルに引き下げることが可能だと締めくくられた。
警鐘を鳴らすだけでなく希望を与えることを忘れないのはさすが元米副大統領だ。
つまらない話かもしれないけど、避けられない事実。これまで逃げてきた現実。不都合な真実。


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