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2007年1月29日 (月)

フレームを塗るぞ!

Photo_35 前日の金曜日まで週末土日は雨の予報だったが、朝起きてみればなかなかの好天。新聞をめくると降水確率は10%、予想最高気温14℃となっているではないか!きょうを逃して、いつフレームを塗るの?というぐらいのレストア日和である。さっそく、カミさんの機嫌をとるべく食器洗いに精を出し、レストアの時間を確保した。

Photo_37 塗装の前作業として非常に大事なのが、「足付け」と「脱脂」だ。
「足付け」とは、仕上がりを良くするために塗装するブツの表面を滑らかにする作業のこと。具体的には、サフェーサーを吹いたフレームの表面はこのままだとザラついているので、耐水ペーパーなどで次の塗料のノリを良くする作業だ。今回は仕上げに近いので#1200のペーパーを使った。
「脱脂」は字のままで、塗装するブツの表面の脂を取り除く作業だ。わずかな手の脂で塗料のノリが悪くなることがよくあるので、この作業は欠かせない。らしい。今回はSoft99のシリコンオフを使用。

1_1 ここでスモールトラブル発生。スイングアームの脱脂の最中に写真の小さい穴から大量のカーボンが噴出!スイングアームの一部が真っ黒になってしまった。カーボンの原因はサンドブラスト後のエア吹きが不十分だったこと。仕方がないので、小穴から出せるだけカーボンを出し、汚れた部分を含め全体を再脱脂。

2_1 やれやれと思いつつ、フレームの脱脂作業をしていると、今度はフレーム最下部、補強部分に泥のかたまりを発見。取り除いてみるとブラスト処理されていない前の塗装が現れた。サンドブラストの砂がのっかっていた為に分からなかったのだ。こちらはキレイに取り除いてサンドペーパーをかけて再脱脂処理をした。
これで乾燥すれば、いよいよ塗装作業だ!

Photo_38 今回、塗料として選んだのは、デイトナ製の「耐ガソリンペイント(2液式)ブラック)である。使用方法は、まず、スプレー缶を30秒間振る。そして、ボタンを押して硬化剤と塗料を混ぜる。15秒間放置。また振る(60秒)。で、塗装開始となる。前回もふれたが、この2液式のスプレー塗料は、ボタンを押して硬化が始まると12時間で固まってしまうので、半日のうちに使い切らなくてはならないのだ。さっそく、塗り作業を始める。手慣らしの意味もあり、まずはスイングアームから塗ることにする。一般のラッカー系とは違い、噴射量が少ないというか、塗りが薄く感じられる。これまでのスプレー塗料と同じリズムで吹き付けると明らかに薄いのが分かる。

Photo_39 その分、1回を薄く、乾かしては塗りを繰り返せばいいのだが、元来せっかちな性分の上に12時間のリミット(冷静に考えればかなり余裕のはず)があるので、ついつい欲張りをして厚く塗ってしまった。それでもタレることなく、スイングアームの1回目終了。

Photo_40 フレームに移る。大物のフレームには、サフェーサー吹きのときに気付いたちょっとしたコツがある。
当たり前と言えばそうなのだが、内側、裏側の塗りにくい部分を先に塗るのである。後から内側を塗ろうとするとスプレー缶や手が、塗装面に触れてしまうことがあるからね。それと、忘れがちなのが上から下に塗ること。上を吹くと、当然、下に塗料の粒子が落ちる。キレイに仕上げたところに予想外の粒子が落ちてくるとツヤを少なくしたりしてしまうんだ。
Dsc06178_1  フレームこそ、慎重に薄塗りをしようと決めていたのに、やっぱり欲張ってしまった。さらに、塗料が残り少なくなってきたあたりから、塗料が均一にスプレーされなくなってきた。ダマで付着する塗料。多少高価なので試しに1本だけしか買っていなかったので、一旦作業を中断してNapsに追加の塗料を買いに行く。買出しと昼食で、ある程度乾燥もすすんだので、仕上げの塗装に入る。仕上げは、塗料が少なくなってダマでスプレーされる後半を使わないことにした。
何とか無事にフレーム&スイングアーム塗装を終えることができた!完全乾燥まで72時間安静だ。

■きょうの費用    ウレタンコート×2  ¥5,670
■これまでの費用合計           ¥111,320
■きょうの工数                   3.5H
■これまでの工数合計              21.5H
■次回作業予定     ・オイルタンク、エアクリーナー、
                その他部品除去 
               ・シリンダヘッド、シリンダ、ピストン分解
               

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2007年1月15日 (月)

ブッシュが取れた!キーシリンダも取れた!

Photo フレームを塗る作業の前にいくつかの問題点を解決しておかなければならなかった。第1にキーシリンダの移植(まずは塗るために抜く)。第2はスイングアームピボットのシャフトを外すために叩きに叩いたフレームの補修。そして、スイングアームからブッシュを除去することだ。寒い日が続くので、家の中にフレームを引っ張り込んで作業をはじめた。ぼっけもんさんからのアドバイス通りシリンダの蓋を外してみたが、これだけではシリンダが外れる様子はない。キーがないと外れないみたいだ。単品購入したフレームにはキーは付いてない。サイドカバーを外すときにまんまと成功したマイナスドライバー攻撃を試みたが、これがビクともしないのである。仕方なく、最後の手段であろうドリルに手を出してしまった。「これでお前も終わりじゃ~」ところが、ドリルの刃がたたない。鍵穴に突っ込んだドリルの刃が折れたところで諦めてしばらく考える。

Photo_32 その間手を止めないように左ステップ近くの大きな凹みの修復にかかる。ヘッドライトケースの凹みは薄付けパテで何とかなったが、フレームの凹みは深く、2mmまでとの注意書きがある薄付けパテではダメだ。硬化剤が別になっている通常の盛りパテは扱いが難しそうなので、粘土状のパテを使うことにした。こちらも2種の粘土棒(片方は硬化剤)を練り合わせるのだが、パイプが凹んだのを元の形状に盛るのにはとても適していると思う。こんなことになるんだったら、もう少し考えて作業するんだったな~。後悔、先に...。

Photo_34 ドリルの刃が立たなかったキーシリンダは、屋外に持ち出して作業することに...。以前にお知らせしたとおり、単体購入のフレームだけとは別に本体1台分があるので、この本体で構造を確認する。冷静になれば、どう考えてもこの確認作業が先だよな~。案の定、本体のほうはキーを差し込んで左に回すだけであっさり抜けた。で、よく形状を見るとキー位置が通常の位置だと爪がフレームにマウントされた溝に引っ掛かる構造のようだ。単体購入のフレームのほうはキーが無いからこの爪を壊してシリンダごと取り出すことに方針決定。適当なシャフトをあててハンマーで叩くとすぐに中に入り込んだ。今度はステムの中側に飛び出したシリンダに六角レンチの短い端をあてて長い端を力点としてハンマーで叩く。2回繰り返したところでシリンダごと抜けた!やった~!
そして、本日の作業目標の3点目であるスイングアームのブッシュ除去作業だ。どうしてフレーム塗装にスイングアームが関係してくるかっていうと、フレーム、スイングアームの塗装に2液式のウレタンコート(もちろん缶スプレー)をおこすのだが、この2液式の塗料は、塗料に硬化剤の充填が始まってから12時間ほどで固まって使い物にならなくなるんだ。だから、対象物を完全な状態で用意しておいて一気に塗り切らないといけない。そこでスイングアームピボット部のブッシュを取りたいのだが、なかなか思うように作業が進まなかった。プロのメカニックで草エンデューロ荒らしの石田さんからのアドバイスをいただき、大胆にマイナスドライバーをあて、ハンマーで叩くと少しずつ欠けてきた。どこか1箇所を突破口に重点攻撃すると面白いように取れてきた。石田さんありがとうございます。

補修したフレームのパテをサンドペーパーでならした部分は、このままではすぐに錆びてくるのでサフェーサーを吹いてきょうの作業は終わり。目標通り作業がすすんで満足の1日だった。

■きょうの費用      盛りパテ      ¥1,150
■これまでの費用合計           ¥105,650
■きょうの工数                   3.5H
■これまでの工数合計              18H
■次回作業予定     ・シート張替え(業者さんへ)
               ・オイルポンプ、エアクリーナー、その他部品除去 

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2007年1月 5日 (金)

これって焼付け塗装?

Photo_27 明けましておめでとうございます。昨年10月に衝動的に落札した不動のDT250が手元に来てから3ヶ月。紆余曲折がありつつも少しずつ作業をすすめ、もうすぐフレームを塗装する段階まで来ました。

さて、年明け最初の作業は部品の塗装。写真のカセットコンロ上のバケツは何だか解るでしょうか?
これは焼付け塗装の釜なんです。ちょっと、冗談っぽいけど、こっちは大真面目。塗装するには気温が低い日が多くもたもたしていたら、サンドブラストしたままで鉄の地肌がむき出しになっていた部品が錆び出した( ̄□ ̄;)。ほとんどの塗料のスプレー缶にも「気温5℃以下では使用しないでください」と書いてあるし苦肉の策で釜を使うことにしたのです。

Photo_28 中はこんな風になってます。ただバケツの底に穴を開けて魚焼きの網とアルミホイルで作った蓋だけですが...。蓋の内側に針金のフックをつけて部品を吊るすようになってます。作業手順はというと
1. シリコンオフで部品を脱脂
2. 塗装の前に部品の温度を上げるために釜に吊るして弱火で加熱
3. 5~6分で温まるので取り出して耐熱スプレーで塗装
4. そのまま少し乾燥
5. 触れるぐらいに乾燥したら釜に吊るして弱火で焼付け10~15分
6. その後、自然乾燥半日以上
7. 通常2~6の工程を2回
注意点は、軍手やウエスで部品を触らないこと(繊維が着くので私は新聞のチラシを手が熱くならない程度に折って使用)と、長時間の焼付けや温度を上げすぎると耐熱スプレーとはいえ、流れ出します。600℃ぐらいってことだけど釜は弱火でどのぐらいになっているかは見当がつかない。結構熱くなってます。

Photo_29 これをやりだしてから思い切って吹きつけできるので、ここまで艶が出るぐらいに厚塗りが可能になった。気持ちの問題だけどこれで液垂れしないんだから効果はあるのだろう。塗装前の加熱で思い切って高温にしてみたら、塗料が着いた瞬間に「シュッ」っていう音がして即乾燥してしまうからすごい。調子にのって普通の塗料でもやってみたらぜんぜん平気だったね。保証はできないので試したい人は自己責任でやってね。

Photo_30 で、このアンダーガードみたいな釜に入らない部品はどうすかっていうとバーナーで焙るんです。カセットコンロのガスを使用するトーチヘッドだけがホームセンターのキャンプコーナーで1,500円ぐらいで売ってます。家族がお菓子づくりをするなら持っているかもしれないね。「メレンゲ焼くときのバーナーある?」って聞いてみよう。
ただし、危険なので塗装後すぐは焼かないように。とくに台に着いた塗料はすぐに燃え上がるんでご近所さんから白い目で見られます  (^ ^;)  〈経験済〉。

Photo_31 で、頑張っちゃいました。これらの部品のほかにサイレンサーとシートベースが塗装済となり、あとは大物のフレーム、スイングアーム、マフラーをやっつけて、次の工程 エンジン下ろしに進む予定。

ところで、スイングアームのブッシュをきれいに取る方法、それからフレームのステム付近に付いているハンドルロックを交換する方法を知っている人はいませんか?ぜひアドバイスをお願いします。

■きょうの費用  スプレー塗料(サフ含む)   ¥6,210
■これまでの費用合計              ¥104,500
■きょう(2日間)の工数                5.5H
■これまでの工数合計                14.5H

春には何とか動くまでに持って行きたいと思ってます。

今年もよろしくお願いいたします。

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