2008年3月18日 (火)

フロントホイールを組んでみた

0035_2 塗装が終わってリム組を待っていたハブ。やっとリムのバフ掛けを仕上げたので、組んで見た。前後セットで6,000円ぐらいで組んでくれるという人もネットオークションで見つけてはいたが、面白そうだから自分で組んでみることにした。
リム穴はオーソドックスな36穴。ハブの片側から2種類、計4種類の長さ、挿入角度の違うスポークを互い違いに刺す。4種×9本で36穴だ。
まずは、ネットや雑誌で調べたとおり、ハブの穴に対して外から入れて内側に抜くスポークを挿す。

002_2 反対側も外から内に抜くスポークを挿す。ここからリムをあてがい、組んでいくのだが、あっけないほど簡単に進むので「こんなもんかー、実はおいら天才かも?」などと思いつつ、18本のスポークを組み付けた。で、ここから残っている2種、18本のスポークを組むだけだから楽勝!とタカをくくっていたら、やっぱり、そうは問屋が...(表現が古っ)。

003_2 写真で見えている側は、穴の裏からこちら側にスポークを抜いて、既に組んであるスポークの上からリム穴にもって行けばいいのだが、反対側は、ナンと全部を表から入れて裏に抜くというハブだった。後からのスポークを組もうとしても既に組んであるスポークが邪魔になってリム穴に回せないことが発覚。
やってしまった ( ̄□ ̄;) ここまでスムースに来たのに、やり直しだー。

004_2 このタイプのハブの場合、写真のように外から内に抜くスポークはすべて挿した状態で組み始めるのが正しい。
3種、27本のスポークを操りながら組むのは結構難しかった。手前側のハブ穴から出ているスポークが向こう側に落ちると、また既に組んだスポークが邪魔して組めなくなるので、手前側に戻すんだけど、リム面を半ば強引にずらしたのでせっかくピカピカに磨き上げたリムにキズが...。こういうところがプロと素人の違いなんだろうな。

006 仮組みが終わったホイールを少しずつ均等に増し締め。新品のスポークをダメージの少ないリムに組んだのだから、本来はこの状態で芯が出ていてもいいはずなんだけど、結構ブレが出ていてビックリ。このバランサーは見ての通りスイングアームを逆さにしてTレンチを通したもの。我ながらまずまずの出来にニンマリ(また、古っ)。

007 園芸用の針金でフレ確認。
リムのギリギリにセットしてホイールを回し、ブレが出ている箇所に目印のテープを貼る。ヨコもタテも最初は5mm以上のフレ。一旦バランサーから外してニップルレンチで張ったり、緩めたり。で、またバランサーにかけての繰り返し。タテのブレの場合は、リムの反対側や該当するハブ穴の隣で反対側に延びているスポークも張ったりする。慣れないこの作業に結構時間がかかった。

005_2 やっと完成したホイールがこれ。リムをキズつけたり、時間がかかったりしたけど、自分でやってみて良かった。
こんな紆余曲折したおいらが言うのもなんだけど、設計した人はすごいね。最初に適正なハブ穴にスポークを通すことができれば、あとは正しい穴にしか組めないようになっているんだもの。挿入角や長さがおかしいと思ったときは、まず間違っていると思っていい。よーく見ると穴を1個飛ばしたりしてるから。

次はリアホイール。だけどリアはハブベアリングを交換予定。これも一筋縄ではいかない予感が...。

それでは、また。

■きょうの費用      Fスポークセット  ¥7,034
■これまでの費用合計            ¥190,788
■きょうの工数      リムバフ掛け含む  6.5H
■これまでの工数合計              49.5H
■次回作業予定         ・リアハブのベアリング交換
                   ・スポーク/リム組(リア)

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2008年3月 1日 (土)

フロントフォークが出来た!

1 たいへんご無沙汰です。サボり続けていたら5ヶ月も経っていました。
さて今回は業者さんにお願いしていたインナーチューブのメッキがあがっていた(5ヶ月前に)のでフロントフォークを組むことにしました。インナーチューブのメッキは高価なので、安いところがないかかなり真剣に探しました。情報を提供いただきました皆様には感謝です。で、東洋硬化さんにお願いしました。いろいろ探しましたが品質と価格でこちらを上回るところは見つかりませんでした。インターネットで安い価格を表示していても実際見積もり段階になると「現物を送ってもらわないと分からない」と言われ、送ると「サビがひどいので1本につきプラス5,000円です」とか言われ、返送費用を考えてお願いしてしまうケースが多いと思います。そんなことになるんだったらはじめから信頼できる業者さんにお願いしたほうがいいですよね。

2 新品のパーツはオイルシールとダストカバーだけ。その他はサビを落としたり、洗油で洗浄したり、磨いたりで復活させています。トップキャップはここまできれいにするのに2個で2時間以上掛かりました。フロントフォークの構成部品には廃盤のパーツが多く、再生して使わないといけないものが結構あります。

3 いざ組む段階になって、ちょっと頭を悩ませたのが、順番と部品の向き(方向)。「パーツリストを参考に組めばいいや」と考えていたら大間違い。「これじゃ、部品が収まらないじゃん」という事態に...。

4_2 そこで、こんなこともあろうかと、バラしたときのデジカメ画像を参考にしようとしたら、立てて置いてある部品がるでないの。これってどっち向きに入ってたんだ?
しようがないので仮組みを何回も繰り返し、一番しっくりくる状態に組みました。きっと間違いないはず。この工程も結構時間をくってしまった。

5 これがオイルシール。
インターネットで調べると必ずと言っていいほど、「チューブにラップを巻き挿入」って書いてあるけど、チューブの角が滑らかだったらグリスだけで平気だと思う。チューブの途中にトップブリッジからの突き出し量の目安にするケガキ線なんかがあるタイプだったら必要なのかな?

6 オイルシールをアウターケースに打ち込むための工具がこれだ。塩ビパイプと塩ビの継ぎ手。それでもピッタリのサイズがなかったので、縦にスリットを入れてタイラップで締めました。このアイディアは、ハーレーでロードレース、YZFでエンデューロをこなすMazyora氏からのアドバイスでした。感謝!

8 規定のサスペンションオイルを入れてキャップを締め、ダストカバーをつけて完成しました!サビサビのガビガビがここまで復活するもんなんですねー。ちょっと感動もんでした。






■きょうの費用      チューブメッキ    ¥31,500
               オイルシール2個   ¥1,524
               ダストシール2個   ¥5,312
               サスペンションオイル¥1,418

■これまでの費用合計            ¥183,754
■きょうの工数                    3.5H
■これまでの工数合計              43.0H
■次回作業予定         ・スポーク/リム組
                   ・ピボット部ベアリング化

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2007年9月10日 (月)

フロントフォーク(アウターチューブ)

Photo やっと、酷暑から抜け出しつつありますね。青空ガレージでのレストア作業にはとても辛かった夏でした。といったわけで遅れていた分を少しでも取り戻すために重い腰をあげました。フロントフォークのインナーチューブをメッキ再生に出しましたので、今回はアウターチューブのバフ掛けです。アルミ特有の腐食が激しく、見て見ないふりをしていたアウターチューブ。いよいよ手を着けなければならなくなりました。

Photo_2 インナーチューブは抜いてあったので、まずとりかかるのはオイルシールを取り外すこと。オイルシールを外すには、クリップを外さないといけませんが、私は気付くのが少し遅く、クリップが付いた状態で、かなり強引にシールを抜きにかかりました。これでは絶対に外れません。手のひらにマメとアウターチューブのフチにいくつものキズを作ってしまいました。( ̄□ ̄;) *作業写真が片手なのは、左手でカメラを構えているからです。実際はしっかり押さえながらの作業です(念のため)。

Photo_3 何気にパーツリストを見て、重大かつ、とっても初歩的なミスに気付きました。ニードルでクリップを外し、大きめのマイナスドライバーで少しずつこじっていきます。この時にマイナスドライバーのテコの支点になるアウターチューブのフチにウエスを詰めておかないと波々に変形します(体験済み)。オイルシールは、はじめは中々浮いて来ませんが、根気良く、チューブを回しながら少しずつ均等に力を掛けていくとうまく外れるはずです。
オイルシールを外してよく観てみると中にはクリップで留められているメタル部品を発見。しかしこの部品はパーツリストに載っていないみたい。はて?この部品の役割と交換の必要性は???。 知っている方、教えてください。

Photo_4 アウターチューブの仕上げはバフ掛けです。まずは、粗めの紙ヤスリ(#120)からスタート。ボトム付近の細かい箇所はカップワイヤー&ドリルで粗く処理します。紙ヤスリ#240、#600、#1000、と段階的に細かくしていき、最後はコンパウンドで仕上げです。磨きをかけると一気に光沢が出て充実感に包まれます。それにしても処理前の状態と比べると見違えるようですよね。ま、この状態では腐食に弱いので気を抜くとすぐに白い粉がふいてきますが...。
ところで今回もうっかり、というか暑いのでマスクをしないで作業をしたのですが、作業後の鼻の中、喉の奥からアルミの粉が出てきました。粉塵が飛ぶ作業のときはマスクをしましょう。

■きょうの費用                     ¥0
■これまでの費用合計            ¥144,000
■きょうの工数                    2.0H
■これまでの工数合計             39.5H
■次回作業予定         ・タンク塗装(外注)
                   ・フレームにステアリング部三つ又装着 

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2007年8月 7日 (火)

ガソリンタンク内の錆取り

Photo たいへんご無沙汰でした。釣りに、ゴルフにとレストアをサボっていましたが、その間もあちこち手をつけていたので少し報告します。

今回は、ガソリンタンク内の錆取り。
まずは、台所用中性洗剤と水でタンク内の油分やゴミを洗い流す。次にガソリンコック部分にフタをして、左右をバイパスするノズルをふさぐ。

G_3  錆取り剤として選んだのは、とても有名な「花咲かG タンク・クリーナー」。有機リン系を使わないのにひどい錆も確実に落とすと評価が高い製品だ。この「花咲かG タンク・クリーナー」は錆落しと防錆リンスを1液でこなしてしまう。900mlをタンクに流し入れて、残り100mlを防錆リンス用にとって置く。タンクにジャバジャバとぬるま湯を注ぐ。ガソリン注入口ギリギリまで注ぐことでタンク内上面の錆にも効果を期待する。

Photo_2 ギリギリまできたら、栓をする。東急ハンズで見つけた真ん中に穴が貫通しているゴム栓がとても良かった。錆落し剤とぬるま湯で満タンのタンクにこの栓をすると穴の部分から中の液が流れる。こうすることで栓と一緒に空気を押し入れることなく、ほぼ真空状態を保てるわけだ。で、最後にネジで穴をふさいで、放置すること丸一日。

Photo_4 写真のように処理前の赤錆(左)はどこにも見当たらない!仕上げは100mlほどとって置いた原液を少しだけ薄めてタンク内にまんべんなく行き渡らせて終わりだ。
あとはこれをよーく乾燥させて塗装屋さんにお願いする。当初は塗装も自分でやろうと思っていたのだが、素人にはこの微妙な絶版カラーを調色するのは無理。不人気カラーだったので、Daytonaから出ている純正色スプレーにも存在するはずもなく、プロにお願いすることとしたのでした。

■きょうの費用     花咲かGタンク・クリーナー ¥5,000
              ゴム栓+ホース     ¥725
■これまでの費用合計            ¥144,000
■きょうの工数                    2.0H
■これまでの工数合計             37.5H
■次回作業予定         ・タンク塗装(外注)
                   ・インナーチューブ再メッキ(外注)             

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2007年6月 3日 (日)

ブラスト塗装第2弾&特殊工具

12_1 2回目のサンドブラスト&塗装を敢行!
今回は、マフラー、シリンダ、シリンダヘッド、その他小物類たくさん。前回と同じ不二製作所のタイムレンタルサービスを利用。マフラーが大きかったのでブラストマシンも大き目のFD-4DTをチョイス。錆々のマフラーもあっという間にグレーに。今回の塗料は、熱とガソリンの両方に強いというTop Heatの半ツヤ黒を使った。排気口付近は錆がひどく、梨地状になってしまったが目に付く膨脹室はキレイに仕上がったので良しとしよう。

Photo_10 前回のサンドブラストは、マスキング処理が不要のモノばかりだったが、今回は事前処理に結構な時間をかけた。
まずは脱脂。エンジン周りはオイルが付いていることが多い。そのままだとブラストマシンの目詰まりの原因になるので、しっかり洗浄、脱脂をして持ち込もう。サンドブラストマシンを時間貸ししてくれるという貴重なサービスを守るためにも必要なマナーだと思う。
脱脂処理が終わったらマスキングだ。この作業をナメていたために後で面倒なことになってしまった。ポイントは、シリンダーなどの穴にはウェスかティシュを詰め込むことと、布ガムテープを2重、できれば3重にすること。ブラストマシンから噴出される砂の勢いは想像以上で、スペアシリンダーのブラストをしていたら細い部分が削れて無くなってしまったぐらいだ。    ( ̄□ ̄;) 今回、穴にウェスを詰め込んでおかなかったためにガムテープをあっさり貫通した。危うくシリンダー内壁を削ってしまうところだった。それと、ガムテープを2重、3重にしなかったせいで、ガムテープが熱でデロデロに溶けてしまい、剥がすときの手間がたいへんだった。重ねておけば、表面のガムテープは溶けても下地になっているガムテープごとキレイに剥がせるのだ。

Photo_11

そして、今回のもうひとつの作業がこれだ。
左側のパーツはフロントフォークのボトムケースに入っているシリンダー。バルブなんかが一緒になって減衰力を生むパーツだ。このパーツは細長く、反対側の端にはメネジが切ってあり、ボトムケースの外(下)側からボルト留めされている。「フロントフォークと格闘」でお知らせしたとおり、ボトムケース下のボルトを緩めようとすると中のシリンダーが共回りしていた。そこでシリンダーを固定するための特殊工具を作ることにした。
で、出来た工具が写真右のもの。こんなちっぽけな工具だが、シリンダーが外れないためにインナーチューブを再メッキに出せないなど、止っていた作業が前進した功績は大きい。シリンダーの頭が六角になっていればこんな苦労はないのだが...。
作業としては、シリンダーの頭を良く観察した結果、ボックスレンチを削ることに決定。まずディスクグラインダーをオークションで格安でGet。そして、ホームセンターでミニ万力を購入。ボックスレンチはシリンダーの頭のサイズから12mmが最適のようだ。ミニ万力に12mmボックスを固定してグラインダーで削る。10分で出来てしまった。こんな簡単にできた工具が使い物になるか不安だったが、見事シリンダーをつかみ、ボトムケース外側のボルトを緩めることができた!作業の進ちょくとしてはそれほど大きなゲインではなかったが、とても気分のいい週末になった。使用頻度の高い12mmのボックスはktcあたりで補充しておこうっと。

■きょうの費用     サンドブラスト   ¥13,020
              耐熱塗料1,980×2 ¥3,960
■これまでの費用合計           ¥138,275
■きょう(3日間)の工数             7.0H
■これまでの工数合計             35.5H
■次回作業予定            ・タンク錆び取り
                      ・インナーチューブ再メッキ(発注)                

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2007年4月12日 (木)

シート復活&ホイールばらし

Photo_8 オリジナルシートを復元すべく、シート屋さんにお願いしていた張替えが出来上がってきた!なかなかの仕上がりに v(^-^) 。
錆びていたシートベースをサンドブラストして塗装するところまで自分でやったから結構安くできた。返信送料込みで¥9,975(税込) 1万円を切るんだから古いバイクに乗っている人は、やってみる価値十分ありだね。

3
今回お願いしたのはネットで見つけたその名も「シート屋」。ベルトと後側のパイピング、YAMAHAのロゴもオリジナルに近いかたちで復元したかったので電話してみると、職人気質のおじさんが電話にでて、「大丈夫、うん、大丈夫、できるよ、はい、大丈夫」の連発。本当に大丈夫か?と思ったが値段が安いのでここに決定。1週間かからずに仕上がりの連絡。早い、安い、普通かな。ホームページの注文書を使うと10%Offになるよ。ちなみに下からカメラをのぞいているのは、うちの愛犬「つむじ」君です。このブログには2回目の登場ね。

Photo_5 あと、ホイールをばらしたよ。
600円のニップルレンチをヤフオクで落札したら送料800円だって。「定形外で送ってくれ」って言ったらヤマトのみだと。XS650のカスタムパーツで有名な某ショップ。つぶれるがイイ。ま、グチはこのぐらいにしておこう。スポークが錆び錆びなので、回し難いこと。36個×前後で72個のニップルを外し、スポークを丁寧に抜いていく。

Photo_9 当初はスポーク組みを業者さんに任せようと考えていたが、予算の関係もあり自分でやってみようと思うようになってきた。その為には組んである状態を正確に再現しなければならない。よく観るとハブの左右から内掛けと外掛け、計4種の組み方の連続だと解る。ここでさらに細かい違いに気付いた。ハブの片側は形状も長さも同じだと思っていたが、外したスポークをよ~く観ると形状は同じでも長さが1mmほど違うのだ。混ぜてしまったら分別は困難だ。今回は、新品部品を調達しているので大丈夫だが...。

■きょうの費用                 ¥9,975
■これまでの費用合計           ¥121,295
■きょうの工数                   1.5H
■これまでの工数合計             28.5H
■次回作業予定         ・タンク錆び取り
                   ・Fフォーク再チャレンジ

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2007年3月26日 (月)

Fフォークと格闘

Photo_47 ブログ更新をサボっていたけれど、レストアは亀の歩みのごとく進んでいました。ここまできました。
Fフォーク、前後タイヤを外しました。ステアリング部分のベアリングは、ボールでした。ただの鉄球ですよ!壊れてたのかと思って、パーツリストを見るとやっぱりボール。で、この部品はオークションで入手済であった。そう言えば部品が届いたときに「このボールは???」と考えていたっけ。このベアリングボール、バラバラと落ちるので要注意!しかも上部と下部では、サイズが違うのだ。私の場合は新品に交換するので無くしてもいいけど、流用する方は無くさないように...。組むときも注意しないとね。

Photo_48 外した前後のタイヤ。さらにリムからタイヤを外す。じつは昔、某タイヤメーカーのレーシングサービスをやっていたことがあり、タイヤ交換は少し自信がある。もう20年も前だけど、当時のヤマハワークスマシンのほとんどのタイヤを1度は入替えしていると思う。TBCビッグロードレースのときにケニー・ロバーツのYZR500のタイヤ入替えをしていたときは、傍らでずーっとメカニック(外国人)が見ていて、私が欲張ってタイヤレバーの歩みを大きくすると「Take Carefully(慎重にね)」って注意されるから緊張したのをよく覚えている。それでその夜にSUGOのくぬぎ山荘でその外国人メカニックとスヌーカー(ビリヤードみたいなもの)やったんだっけ。
当時はマグネシウムホイールだったら1本脱着するのに2分は掛からなかったけど、きょうのチューブ入り、ビードストッパー付きのオフロードタイヤをやったら外すだけで10分も掛かってしまった。

Photo_3 タイヤを外した後はFフォークの分解だ。あらかじめ緩めておいたトップキャプをとり、中のオイルを抜く。カラーとスプリングを出す。ここまでは順調だった。次にボトムケース下側のボルトを外すのだが、中のバルブも共回りしているようだ。1本目を諦めて2本目にとりかかると普通に外れてきた(ラッキー!)。外れたバルブの形状をよく見ると、普通に緩めて外れたことが本当に運が良かったことが解った。バルブの頭を押さえる専用工具を作るかインパクトレンチを借りるしか無さそうだ。締め付けも考えると工具製作なのだが...。とりあえず、いつもの後回しプレイか。

Photo_53 運良く分解できたフォークたちはこんな感じ。オイルシールを抜くのもうまく行かず苦戦。それにしても錆がひどすぎる。インターネットでインナーチューブの再メッキができるところを探してみるが、1本:12,000~15,000円とどこも高い。Fフォークだけで3万はちと痛すぎる。誰か安く信頼できるところを紹介してけろ。
アウターチューブは、先日コメントを寄せていただいた光さん直伝のバフ掛けで復活するぞー。

■きょうの費用                    ¥0
■これまでの費用合計           ¥111,320
■きょうの工数                   3.0H
■これまでの工数合計              27.0H
■次回作業予定      ・リム/スポークバラし
                ・Fフォーク再チャレンジ
                

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2007年3月 2日 (金)

世界最速のインディアン

Photo_1  映画続きで申し訳ない。
観てきました「世界最速のインディアン
63歳のバート・マンローが世界最速記録の夢を捨てきれず、ニュージーランドの片田舎から愛車インディアン・スカウトとともにアメリカに旅をするロードムービー。旅の目的は、最高速チャレンジなんだけどね。そこまでの過程が面白かったんであえてロードムービーと。

主人公バート・マンロー役はアンソニー・ホプキンス。「羊達の沈黙」シリーズではDr.レクター役で怪しげな雰囲気がはまってそのイメージが強かったが、古い映画「スタンドバイミー」の主人公の子供(名前は忘れた)が大人になった役もやっている。私もカミさんもアンソニー・ホプキンスが好きだったこともあって、一緒に見に行った。やはり、名役者は歳をとってもかっこいい爺さんを見事に演じていた。

コツコツと年金をつぎ込み仕上げていったインディアン・スカウト。60歳を過ぎて単身ニュージーランドから遥々アメリカに渡り、自らそのオートバイを駆って最高速チャレンジをするなんて...。今から40年以上も昔の話だ。さらには、何度も自己記録を更新し、1968年に打ち立てた最高速は、今だ2輪車1000cc以下の流線型クラスのレコードだというからスゴイ!こんな粋な爺さんが実在したなんて...。

映画を観て心に残ったのは「夢があって、それを追いかけ、実現する人はカッコいい!」ということだった。
そんな感情とは別に、映画が始まってから終わるまで、いや2~3日の間、大きな【?】が...「自分の夢はなんだろう?」ということだった。なんかモヤモヤが晴れないまま、いつもの生活に戻って、いつの間にか忘れていたことに、今、ブログを書きながら思い出した。
夢を持って少しずつでもそれに向って進めたら、日々の生活にもハリが出てくるだろうなぁ。映画を観てから、カミさんがレストアに理解を示してくれたので良かったけど...

とりあえず、映画の中でアンソニー・ホプキンスが着ていたスタンドカラーのライダースでも買おうかな。って、違うか...。

次回は、絶対映画コーナーではありません。

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2007年2月27日 (火)

閑話休題「不都合な真実」

234x60 映画「不都合な真実」を観た。レストアとは離れてしまうけど、ちょっとだけ付き合ってほしい。
ご存知の通り、元アメリカ副大統領のアル・ゴア氏が世界各国をまわり地球温暖化の脅威と対策を講演した内容を元に作られた映画だ。

世界中の雪山から急速に雪がなくなっている事実
ホッキョクグマが、100キロも泳いで自分の巨体を乗せられる氷が見つからず死んでいく仮想映像
海面が上がり、世界の多くの都市が海の下に沈む話
異常気象による種の絶滅、感染症の流行や新たな病気の発生
これらに具体的な数値を交えて紹介するスライド講演。ゴア氏が世界で講演した回数は1,000回を超えるという。並大抵のことではない事が伝わってくる。

私は政治にはまったく疎いけれど「もし、先のアメリカ大統領選で僅差でブッシュに負けたアル・ゴアが大統領になっていたら...」と思わずにいられない。
戦争を仕掛けることはなかったかもしれない。もしかしたら9.11だって...。
アメリカの政治家達は選挙の票集めばかりに関心が高く、この不都合な真実を認めようとしない。多数の票を左右する自動車業界ほかからの猛反発が必至だからだ。

世界のCO2排出量はアメリカ57.4億トン、中国41.3億トン、日本12.3億トン、インド10.9億トン。
中国、インドも車需要が急速に伸びているし、経済成長も著しいから今後の排出量は増えるはずだ。
今、何の手立てもしないままだと、今の子供達が大人になったとき「先人達は何と馬鹿げたことをしてきたのか」と思うことだろう。
アフリカの先住民には「私達は子孫からこの土地を借りているのだから大事に使って子孫に返さなくてはならない」との考え方があるそうだ。まさにその通りだと思う。

今、地球がピンチに陥っていることは明白な事実だ。
映画の最後は「省エネ家電を使おう」「公共の交通機関を使おう」「車の燃費を伸ばす運転をしよう」「再生可能エネルギーを使おう」「木を植えよう」など
環境にやさしい生活の積み重ねでCO2の排出量を70年代のレベルに引き下げることが可能だと締めくくられた。
警鐘を鳴らすだけでなく希望を与えることを忘れないのはさすが元米副大統領だ。

つまらない話かもしれないけど、避けられない事実。これまで逃げてきた現実。不都合な真実。

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2007年2月 6日 (火)

腰上をばらす

Photo_41 時間を見つけてはコツコツと進めてきたDT250のレストアだが、気付いてみればエンジンを下ろすところまで来た。このエンジンをいじるあたりが、レストアの醍醐味のひとつだと思う。シリンダとクランクケースが固着していたが、マイナスドライバーをあててハンマーで慎重に叩くと、すぐにすき間ができた。本来であれば周りの汚れをエアなり洗浄で落としておかなくてはいけないのだが、早くピストンを見たい衝動を抑えきれず、開けてしまった。洗浄はあとで考えよう。

Photo_43 開けてビックリ!玉手箱!
とーってもきれいなピストンが現れたのである。マフラーを外した際に排気口から覗いてきれいな状態であるのは解っていたが、ここまできれいだとは...。上面にカーボンが付着していたが、キャブクリーナーに3時間ほど着けただけでこれもきれいになった。吸気側のスカートに2つの穴があり、この穴の上に縦方向のキズがあった。よく見ると穴にはバリがついていたのでこのバリを拾ってしまったのだろう。耐水ペーパーで周方向にキズをならした。ついでなのでヘッドも薄い梨地をならしておいた。あまりテカテカにしないほうがいいと聞いたことがあったので適当に...。リングもピストンピンも小端部のベアリングも交換の必要はなさそうだ。写真にはないが、フライホイールに若干錆らしきものを確認した。少し気になる。こうやって、腰下だけにしてしまえば、2サイクルシングルのエンジンは結構軽く、フレームから下ろしやすくなるだろう。

Photo_45 最近、不思議と身の周りのモノの修理が続いた。14年にわたり使ってきたオメガスピードマスターが動きを止めてしまった。ストップウォッチのスタート/ストップボタンに緑青が発生していたし、雨の日に釣りをしているとガラス内側に曇りが出るので、「そろそろオーバーホールぐらいしないと」と考えていたところだったので、背中を押されるように修理に出してみた。丁寧に対応してくれたウォッチマイスターは、「10年以上もノーメンテで使ってきたのですから」といたわるように裏蓋を開けて見せてくれた。たしかに動くのが当り前とまったく気にもとめず使っていたが、14年も動くなんてすごいことだ。竜頭、スタート/ストップボタン、パッキンを交換し、オーバーホール、注油、ガラス面のバフ掛けで見違えるようになって戻ってきた!通常7万円の修理代が46,000円。それでも安くはないが、モノを大切にすることを再認識できて、いっそうスピードマスターが好きになった。

Photo_46 こちらは、カミさんが使っているノートPC。これもバッテリーとACアダプタの不良で修理に出した。昨年は、起動しなくなり、HDDを交換したばかりだ。前回は補償で直ったが、今回のバッテリーなどは対象外だそうで、38,000円もかかってしまった。Sony製のバッテリーだったらリコール対象だったのに...。そういえば先月、TVも14年目にして極端に映りが悪くなり、先輩から16年目のTVをいただいたっけ。25インチの14年選手が引退し、29インチの16年選手がやって来たわけだ。世の中、液晶だ、プラズマだと言っているが、奥行きのあるブラウン管TVだってキレイに映ればいいじゃん。最大要因は我が家にお金が無いからなんだけどね。

■きょうの費用                    ¥0
■これまでの費用合計           ¥111,320
■きょうの工数                   2.5H
■これまでの工数合計              24.0H
■次回作業予定      ・エンジン下ろし
                ・クランク洗浄(ちょっと楽しみ)
                ・フロントフォーク分解(できれば)

古いTVを処分するのに、車でエンヤコラ運び、3,000円払って業者さんにお願いしたけど、あのTV、その後どうなるんだろう?原料レベルのリサイクルだろうか。ブラウン管TVより液晶TVのほうが消費電力は少ないそうだ。オートバイも20数年前の2サイクル車より、最新のオートバイのほうが地球には優しいだろうことは分かる。ブラウン管TVを使える限り使うことと、寿命の前に液晶TVに替えること、どっちがエコなんだ?エコロジー精神ではじめたわけじゃないけどレストアってエコに通じるのか?我が家では、有料化されようとしているレジ袋を100%ゴミ袋として使い切っている。見事にうちのゴミの排出量とレジ袋数がシンクロしている。市販のゴミ袋は1枚5円じゃ買えないからお金を払ってレジ袋を買うことになるだろう。そのレジ袋の売上は有効に使ってほしいものだ。そもそもエコって、何だろう?アル・ゴアの映画「不都合な真実」見たら分かるだろうか...。

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